プロフィールでもちらっと書いた長男君は、5歳児検診の時に発達障害かもしれないと指摘をうけました。
その当時はまあまあ焦ってさらに悩みましたね。
ただ弟との違いを感じざるおえなかったので、何となく腑に落ちたのは正直な感想でした。
そんな長男君は3年生の時に漢字のテスト8点というビックリなスコアをたたきだしてきました!もちろん100点にテストですよ。
そのときの対応で失敗と改善方法をここで書きたいと思います。
絶対責めない・バカにしない
私も内心ビビった点数でどうしたもんかと悩みました。
だ8点って逆にどうやってとったんだって思ったり・・・。
でもそこはあえて、大丈夫!!人より苦手なものは誰にでもあるよ!!なんて励まして点数について過剰反応しないよう普通を装ってました(-_-;)
再テストがあるということで一緒に勉強してチャレンジした結果16点という悲しい結果に・・・・。
このとき旦那君が言った一言に母子ともに救われます。
これは冗談でも何でもなく、だんな君は昔からスーパーポジティブなのです。いつもこのポジティブさに救われてます。
誇らしげだったのが面白くて焦らず進もうと思った矢先、私は大失敗を犯します・・・・。
漢字プリント強要事件
責めないとは言ったものの、やっぱりこの状況に焦ったコロポはいろんなサイトのプリントをやらせまくるわけですね・・・。
これが息子君にはとても辛かったのです。人にやらされている嫌いな教科を克服出来るわけもなく、ストレスになってしまい癇癪を起こすようになってしまいました。
本当に今でもこれは間違ってたなと反省してます。
その後、療育の方に連絡をして相談に乗ってもらい、テストのようなものをしてもらいました。
そして私はちゃんと向き合って時間をかけてゆっくり学校の事や先生の事を聞いて、息子くんの気持ちに向き合うように会話を深くまで聞くようにしたところ新たな発見が見つかりました。
- 実は今の先生がすごく苦手で声を聞いてるのも苦痛だった事
- 自分はみんなより出来ないという劣等感をかかえていた事
- 紙に書くこと、消しゴムで消すこと自体が苦痛な作業だった事
※決して先生が悪かったということではなくあくまでも息子とは合わなかっただけです。
息子君は色々な思いを抱えていた事にやっと気が付いた私は学校に頑張って行けているだけで良しとしました。
ただそれだけでは漢字を克服できないのでアプローチを変更する事にしました。
改善策パート1~レベルを下げる
まずは先生に直接相談に行き今の現状を話して、理解をしてもらい、家での取組や本人の心の状態と、特性を知ってもらって見守って欲しいこと、協力して欲しいことを明確にすることで、学校生活の改善を図りました。
新任の先生だったけど、とても真面目な先生で真剣に話を聞いてもらうことが出来きました。ぜひ先生を頼ることはおすすめです。
そして3年生の漢字が出来なくても1年生は出来るので、自信を付けるため1年生・2年生をゆっくりなペースで少量やることにしました。よく使用したのは時空先生のドリルプリントやぷりんときっずのお世話になりました。
改善策パート2~記憶の定着
記憶の定着を調べてた結果、忘却曲線に沿って勉強することにしました。
見たことがある方もいるかもしれませんが、ストレスにならない分量の同じプリントを4枚用意します1回やって20分後同じプリントを書いて、分からなっかった所だけ更に20分後にやり、次の日にまたやる。できなっかった漢字を洗い出します。
出来るようになったら新しいプリントというように勧めていきました。1枚に6個くらいの漢字から始めました。
段々書けるようになるにつれて、自信を付けていき、1回の漢字の個数も増えて学習意欲も湧いてくるように!!
改善策パート2~書く・消すを改善
問題は紙へ書く事への抵抗をどうするか問題!!どうやら上手く四角の枠に入れるのが苦手だったり「へん」と「つくり」のバランスが悪いなど書く事への苦手感が辛そうでした。
そこで母はは考えた!!ホワイトボードで書いてみようと(☆。☆)ホワイトボードとペンを渡して書かせてみるとあら不思議!何故かストレスなく書けたではありませんか!!
実は後で分かったのは、筆圧が強く消しゴムで消すのも大変だった事が発覚して、ホワイトボードはそのストレスからも解放してくれたようです。
魔の50問テスト対策はこんな感じでちょっとずつ改善していきました。テスト前に出されるプリントがあるのでここで秘密兵器です!
紙をラミネートフィルムでコーティングする機械でテストをカード状にします。これは本番のテスト用紙になりますがこんな感じです。
分かりにくいかもしれないですが、ラミネートする事で、ホワイトボード用のペンで書いたり消したり出来るんです!
これが本当に息子君に合っていて、忘却曲線作戦も効果があったのか、6年生になった頃には初見のテストで80点~90点代を取れるようになっていました。
1度だけ所見で100点取ったときは、感極まって泣いてしまったらしく、クラスのお友達に息子君しいねおめでとうとも言われて、先生もすごく褒めてくれたようで本当にうれしそうに話していました。
まとめ
- 責めたり原因を無理に追求しない
- レベルを下げてスモールステップで自身をつくりなおす
- 忘却曲線を意識する仕組みの定着
- 療育や先生に頼ってコミュニケーションを取って特性を見極める
- 特性に合った対処を療育や先生と考える。
私の方法がみんなに合ってるよ!!
とは言えないのですが、発達は個人個人本当に様々な角度の困り事を抱えています。
子どもをよく観察して困り事を全力で考えて行くことが乗り越えるヒントになると思っています。それぞれの特性の説明書は、家族や見守っている周りの大人が真剣に考えて作り上げて行けたらきっと未来は明るいものになると思います。
最後にこれは息子君が本当に頑張った結果だと思っていて、私はあくまでもサポートに過ぎません。
余談ですが息子君がどれくらいで記憶の定着が出来るか分かってくると、ゴールがある程度見えることで、他の教科のモチベーションを保つ事が出来るようになりました。
自分は人より覚えるのは遅いけど、これだけやればここまで出来るという自信は大きな第一歩でした。
子どもの説明書作りはとても長い長い作業で、色々な方々の協力や理解が必要になります。孤独に悩まず勇気を出してSOSを出してほしいと思います。