田舎×農業法人

20代で北海道の道東の秘境で農業やってみた~移住編

これから農業したい人や農業してる人ってどんなふうに仕事を始めたんだろうなど興味がある方は呼んでみて下さい。

農業という9.2%しかいない世界に飛び込んだのか?

どんな考えで人生の選択をしたのかが参考になれば嬉しいです。

なんで農業しようと思ったの?

当時働いてた車の部品製造会社の支店で50代のおじさんがリストラにあって、契約社員として本社にいる自分の部下として来たときは未来の自分かも!って震えたよ~!その時23歳の入社6年目で初めて転職を考えたんだよね
コロポ
コロポ
リーマンショックの後で不景気まっただ中で残業もなくて結構大変だったよね!同級生や仕事の出来るイケメン先輩も転職して、このままでいいのかって良く二人で話してたよね。

そんな時コロポの実家から農業やってみない?って連絡がきたのがきっかけで、会社に乗っかって人生左右するなら思い切って自分の人生自己責任で賭けててみようって夫婦で農業の道に進むことになりました。

私の場合たまたま農業で企業という形になったけど、20代で転職するのはすごく進めです。

その為にスキルを磨いたり努力をし続けると絶対豊かで充実した人生が送れます。

辛かった3年間

私が23歳だんな君24歳の時廃業寸前の親戚農家を立て直す事になりました。つらーい3年間が待っていて今思えば石の上にも3年とはこの事か!?と思うくらいw

そもそも潰れそうな農地なわけで地力や有機物が著しく低下していた事をこの時の私たちは知るよしもなかったのです。

元々いた親戚の叔父さんから農地を買取るには認定農業者として認められなければならず、2年くらい農業経験を積む必要があったので全く働かない叔父さんと旦那君と私で作業をすることに…。

地力の無い畑を再生するまで本当に大変でした。そして私がこのタイミングで妊娠するというハプニングがおこり結婚5年目で突然の出来事に戸惑いながら日々がむしゃらに働きました。

何度か挫けそうになったのは私だけで、旦那くんは一度も弱音を吐くこと無く努力をし続けてくれました。

2年後無事認定農業者になり農地を買い取り農業法人を設立するにいたりました。

全然狙ってなかったのに手続きが完了した日が偶然2人の付き合った日だった時はびっくり!!

 

これであなたも認定農業者

2020年度の認定農業者になるためのパンフレットです。農業者の人口減少で当時とは内容が変わっているので、興味のある方はこちらを参考にしてください。

次世代人材投資事業

2022年度最新の新規就農者の補助金についてまとめているので興味のある方は参考氏にて下さい。今までより手厚くなっているのでおすすめですよ。

北海道農業の働き方

私の畑は大体20ha位の中小規模農家で基本は2人で作業します。

北海道農業は本州とは違って長くて2月後半から12月前半の10ヶ月が仕事が出来る期間になります。育てる作物形態によっては4月~12月の8ヶ月という方もいます。

そして朝明るくなったら働いて、暗くなってきたら帰る最高に健康的な生活が出来ます。

しかし5月~6月と10月~11月の2回の農繁期と呼ばれる期間は非常に忙しく私はその時期を出産のようだと思っています。だんなくんも作業が片付いたときには疲れ切って記憶が無いんですよね。でも自分の畑で自分次第の仕事はとても楽しくて充実しているのも本当です。

ずっとトラクターの動画や農家Tuber見てるよ。どんな栽培方法がいいのか?勉強と趣味が一緒になった感じだね。
コロポ
コロポ
作物を我が子のように育てるだんなくんをいつも尊敬してますよ~。

冬の間は副業をしたり、短期のアルバイトに行ったりする方もいます。私は最近ブログや株の勉強しながら冬の副業に励んでいます。

北海道を本当にリアルに描かれている百姓貴族という本がおすすめですおすすめです。名作漫画の鋼の錬金術師を書いた女性漫画家が書いた農業エッセイでガチな内容も素晴らしく面白いので是非読んで欲しいです。

ちなみに農繁期のタイムスケジュールがこちら
コロポ
コロポ
このタームテーブル作ってて思ったんだけど、百姓貴族に出てくる「寝なきゃいいじゃん」がリアルな現実でちょっとビビったよw
家事も育児も男女関係なく協力してやらないと全然終わらないんだよね。
コロポ
コロポ
そうそう、ポンコツな私はいつも協力してくれるだんなくんに感謝してるのだよ!

結局北海道の農業ってどうなの?

これを見て北海道で農業なんてぜーーーったい無理!!

っと思った方もいるかもしれませんが、私的には農繁期以外は実は比較的ゆったり過ごしているんです。

農繁期の中でも上のタイムスケジュールのように忙しいのは春と秋の2回の2ヶ月程度なんです。子ども達が風邪を引いても同僚も上司も居ないので心置きなく休めるし、お魚が美味しくて空気が美味しい北海道での暮らしは気に入っています。

今では収入も安定してサラリーマン平均年収の倍近くは収入があります。

正直不作だったり災害だったり金銭的にきつい時期ももちろんあります。

それでもブログを始める余裕も出来てきました。北海道は移住の人たちで出来た歴史の浅い文化なのでこうあるべき!!という考えがあまりありません。

日本だけどちょっとした海外のような感じかもしれません。移住者を干渉することも少ないみたいです。そもそも土地が広大でパーソナルスペース広すぎる位です。

最初は本当に大変だったけど、間違いなく頑張り続けた結果だと思うので、農業に限らず毎日の努力やスキルを磨けばきっと将来に繋がって成長出来ると思います。